教会とはノアの箱船

最近思うことですが、教会とは「ノアの箱舟」に原型があるということです。

創世記6章から9章までに書かれているノアの物語は、現代に実にマッチしています。

主は人の悪が地にはびこり、すべてその心に思いはかることが、いつも悪い事ばかりであるのを見られた。(創世記6章5節)

この世の退廃は留まるところを知りません。さらなる刺激を求めて人々はいつも彷徨っています。その結果、神は、ノアに箱舟を作るように示されます。しかし、当時の人々は、雨を見たこともなく、巨大な箱舟が備える洪水などありえないとあざ笑います。しかし、ノアは、何年もかけて箱舟を作り、やがてその中に、すべての動物を入れ、最後にノアの家族が入り、扉は閉められました。そののち、世界が体験したことのない大洪水が地表を襲ったのです。

現代、教会を作るとことに関して、人々は「なんでそんなことにお金を費やすのか?」と言います。 普通の企業活動の為に社屋を作るならば、それは「理に適うこと」であり、また、各種の公共事業も国が率先して行います。しかし、人々の魂の救済を目的として、イエスキリストという土台の上に建てる教会は、国も企業も支援する対象ではありません。

もちろん、教会とは建物のことではありません。教会とは、キリストのからだのことであり、主イエスを救い主として信じる人々の集まりのことです。

今の世の中は、いかに「利潤があるか」という観点でしか、物事を見れなくなっていますが、教会を建てるということは、「大破局の前に、救いの道を提示して、そこに入る」ということです。まさに、ノアの洪水は、人々には「トンデモない、デマやうそ」と聞こえていたでしょう。だから、ノアとその家族は、嘲笑の的だったのです。

聖書は、この世界はやがて世界大戦の中で終わりを迎え、主イエスの再臨によって更新されると書かれています。しかし、この世では、それは「トンデモ予言や陰謀論」のように考えられて、真剣にそのことが取り上げられることはありません。しかし、ノアの洪水が真実であったことと同様に、この世界がやがて更新されることもまた、真実なのです。

そして、すべての人間には、肉体的な命の終焉があり、また、その先の永遠の時間があるのです。その最終的な道筋を示したのが、「道であり、命であり、真実」である、生ける神の御子、主イエスキリストなのです。

地図を作る者は、現実の世界を測量し、実際の地形を知っているから、正確に作成できるのです。同様に、この宇宙の時間のすべてを知っている神は、私たちのこれからの時間の推移を知っていて、その道筋を描くことができるのです。地形を知らない人間に地図を書くことができません。すべての時間を知らない者に、未来を書くことができないのです。

神は、この世界と、一人一人の個人の時間のすべてをあらかじめ知っており、ゆえに、完全無比な導きを与えることができるのです。その情報をつまびらかにしているのが、聖書であり、まさに、人生のバイブルなのです。

教会は、現代のノアの箱舟です。

あなたも、一日も早く、このノアの箱舟に入って、永遠の命の確信を持ちましょう!

教会はあなたのお越しをお待ちしております。

(ニューソングチャーチ、牧師。デイビッド風間)





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